題名   




■ 4月2日


風邪が治らず無気力が続く。
桜満開というのにどよ〜んな日々。カラダとココロはいつだって仲良しだから仕方がない。今日は朝から小雨でお天気とも仲良し。
部屋の北側の窓(朝起きたらまずこの窓のブラインドを開けて今日のお天気を確かめる)から遠くに山々が見える。明るい緑の間に白やピンクが混じる。赤く見えるところは新芽だろうか。1年で一番華やかな彩りの季節だ。色をもっと見たくて、外に出ることにした。
隣の公園に有名なしだれ桜がある。多摩市の重要文化財、川井家の桜。
満開を過ぎて青々とした葉が元気よく出ている。雨に濡れるさくらは静かで美しい。
この桜幹囲が3.5m、高さ13m。幹のうねり、バランス、空間も見事、どこから見てもカッコイイ。この桜を守ってきた旧家は何代目なのだろうかと想像した。この1本の桜が変りゆく多摩ニュータウンの環境を見つめつつ今を生きているのだと思うと、大先輩であるこの木をこれからもずっと見ていたいと、桜が元気で生き続けられる場所であっと欲しいと心から思った。どんな時もその場に静かに立ち続けて数えきれないほどのいくつもの春を越えて今、咲いているのだ。スゴイ!みんなの大切な宝だ。