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今回の展示はmanboさんが以前話していた通り、5月に銀座教文館で個展を開催して日が浅いこともあって、新作の数は少ない。また、テーマを花・植物に絞っているので、最初の個展のような多彩さはなかったかもしれない。しかし、manboさんの作品を間近に見てきた私にとって、今回の個展はとても満足のゆく内容だった。
2年前はそれまでに作り溜めていたものを一気に披露するという感じだったが、今回はひとつひとつの作品を見つめなおし、完成度にこだわり通したことが見てとれた。象徴的だったのが、玄関そばに飾られた少し大きめのチューリップの作品(写真左)。紫色の花と茎葉の緑がオレンジピンクの背景にぴったりマッチしている。階調の美しさ、紙質を存分に生かした最高の仕上がりだと私は思った。
2度の個展や書籍「ことばの花束」三部作を通して、作品を人に見てもらうという経験を積み、反響を得て、manboさんなりの結果を出したかったのかもしれない。

玄関は入ってすぐのチューリップのパネル。これまでの集大成的な作品に感じた。
燃えない紙にプリントされた手作り灯篭。柔らかい光を透してコスモスが幻想的に浮かび上がる。
manboさんやkaeruの高校時代(福岡)の旧友たち。懐かしい再会。 オープニングパーティのひとこま。ワイン片手に話がはずむ。
あの夏の日、電話で「ノってきた」と語っていたのは、親しんだ作品ともう一度向き合い、完成度を上げる作業にもくもくと取り組んでいた特別な境地から思わず出た言葉だったのだろう。
きっとmanboさんは今回の個展で得た何かを、また新しい何かに変えて表現してくれるに違いない。
プリントした布を使ったクッション。会場のあちこちにこうした実験的なアイテムが。
今回のリポートはここまで。本当はもっと作品の詳細をお伝えしたかったのですが、キリがないので...。なんとなく雰囲気を感じていただけたでしょうか。
manboさんの今後の活動はサイト内にてお知らせしていきます。2005年もTreasure Boxをよろしくお願いします。では皆さん、どうぞ良いお年を!
入り口そばのアレンジ。ドウダンツツジでできた巣の中には溢れ出るような花と緑。
夜。ユミギャラリーの玄関。あまりにすてきな佇まいにおしゃれな喫茶店と勘違いした方が入って来られることも。

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マミフラワーデザインスクール
鶴岡先生、池松先生

スクールの新しい先生方。
始終奏さん
テキストも美しい素敵な写真サイト。10月末個展をなさいました。
石川礼子さん
さわやかなイラストは地中海の香りです。
おおはしくん
manboの後輩、芝居をやっています。
LINFAさん
Treasure Box を見て遊びに来てくださいました。
精興社
吉田さんと高野さん

今回はカレンダーの印刷をしてくださいました。綺麗な色に仕上がりました。ありがとうございます。
鈴木喜一さん
あゆみギャラリーのオーナー。ギャラリーの2階が建築事務所です。
横溝健志さん
manboの親戚のおじさん。牛乳箱サイトは人気です。
鈴木和宏さん
メディアが壊れてしまい、鈴木さんの写真を無くしました。ごめんなさい。
文化服装学院
オープンカレッジ
井出口さん 三宅さん

manboの講座「花を撮るカメラワーク」の企画担当をしてくださいました。