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さて、今回の写真展の特筆すべき作品。それはフォトブックだ。「ことばの花束」の原型ともいえる、manboさんのフォトブックのファンは多い。かくいうkaeruもその一人。Treasure Boxにかかわるきっかけとなったのも、季節や行事ごとにmanboさんがプレゼントしてくれたフォトブックの世界に魅せられたからだ。 今回の写真展では、Treasure Boxで掲載しているFlowerNote(Diary)の抜粋版と、「ことばの花束」の制作に関わった方たちのポートレートをまとめたフォトブックが出品されていた。どちらもmanboさんのお友達の方が製本されたもので、麻布の表紙がぴったりマッチしたすてきな本に仕上がっていた。 フォトブックはギャラリー中央のテーブルに置かれ、訪れた方が自由に手にとって見みられるようになっていたのだが、ほとんどの人が席に座り、食い入るように見入っていた。kaeruは何人もの方が「このフォトブック、売ってないんですか?」「これ欲しいなぁ」とmanboさんに訴えているのを目撃した。 Flower Noteは、日記の体裁をとってはいるものの、manboさんの植物に関する深い知識と愛情がもとになったエッセイ集のようなもの。web上でもファンは多い。また、「ことばの花束」関係者のポートレイト集には、小塩先生をはじめ、出版社や印刷会社の方、デザイナーの方などとの共同作業や作品を通した親密な交流が描かれている。 manboさんの写真と文章が一体となった、この小さな本には、まだまだいろんな可能性が秘められているような気がする。今後の展開が楽しみだ。 |
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もう一つの見所は、manboさんアレンジによる生花のディスプレイ。細長いグラスに活けられたあじさい、黒っぽい花器に群生して咲いているかのようなドクダミソウ。そして圧巻だったのが中央テーブルに置かれたアレンジ。園芸の仕事をしているというmanboさんのお友達が、自宅の庭に咲いた花を摘んで届けてくれたもの。 ホタルブクロやトケイソウなど、珍しい花ばかり。普通の人ではとてもまとめきれないであろう花々が、しっかりと個性を生かしたまま活けられていて、訪れた方たちの視線を奪っていた。 この花々はmanboさんが毎日水きりして、写真展終盤まで持たせたということだった。 しかし、それにしてもこんな珍しい花々がいちどきに咲いてる庭ってどんなんだろう...。 |
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さて、今回の写真展レポート、いかがだったでしょうか。雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。 今年9月には、アユミギャラリーでの個展が控えています。すでにmanboさんは個展の準備で大わらわの日々を過ごしているとか。どんな作品が並ぶのか、kaeruも楽しみで仕方ありません。 では、皆さん、9月のアユミギャラリーでまたお会いしましょう。 |
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